2012年02月03日

【クルマ】若者がクルマから離れたのではなく作り方が時代についていけなくなっただけ

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トヨタ、小型FRスポーツ「86(ハチロク)」正式発表、199万円から(Car Watch)

■ハチロクは若者のクルマ離れを食い止められるのか?

ハチロクは「若者のクルマ離れを食い止める」のが狙いらしい。残念ながら無理だ。なぜかというと、若者だけがクルマから離れているわけではないからだ。

そもそも1990年代に、2ドアクーペから真っ先に手を引き、セダンもラインナップを減らし、「ミニバン+プリウス」2本のみ みたいな売り方を(現在も)続けているトヨタ様が、今さら若者にご機嫌取りとは、これいかに?というところだ。

15年くらい遅い。投入のタイミングが遅すぎ。今さらだよ。

2012年版ハチロクについては、小ヒットはあるかもしれないが、そもそも、クルマが若者にとってステータスでもなんでもないモノになった今、価格を抑えてそこそこのスタイリングで出てきても、基本的に(若者は)見向きもしないと思っている。買うのは40代、50代以上の、二人家族のおっさんか、セカンドカー目的で買うか、そのくらいのニーズしか思いつかない。

2012年という時代に「ミニバンやプリウス」を捨ててこのクルマに乗り換える理由があったら、誰か教えてくれ。

「このラインナップに引き続き、2ドアクーペを次々に投入してくる」という事態にはならないだろう。一過性の話題作りだろうね。これを魚に客をディーラーに呼び込み、プリウスやミニバンでもお持ち帰りしてくれればOK的な。

■大嫌いな「若者の○○離れ」というフレーズ

このフレーズ嫌い。たぶん、それは、かつて若者だったおっさん世代が、おっさん目線で、グルーピングした呼び方。

じゃあ、若者から若者目線でおっさん世代を見たらどう映るか。

「おっさん世代のクルマへの固執」か。「いつまで続く、クルマへの執着」か。

どっちが正しくてどっちが間違っているということではないんだよ。そういう時代にこれからなっていく。若者の世代がこれからの時代を作っていく。景気の問題ではない。時代や概念の問題。価値観が変わってきた。それにはITの普及、シェアするという概念、エネルギー問題、自然災害へのリスクの問題、そういうさまざまな要素から生まれてきた価値観。

そういう、これからの若者世代の価値観を無視したモノ作りは必ず失敗する。

■固定費が高すぎるという感覚の芽生え

さらに価値観を変える大きな問題は、クルマの固定費(維持費)が高過ぎるという感覚が、若者を含む一般消費者にも広がってきた点。

・税金
・車検
・保険
・駐車場代
・ガソリン代

高すぎるでしょ。クルマを使う時間に応じてではなく、持っているだけで確実にお金を吸われる制度。

「使った分だけ、恩恵を受けた分だけ支払う」「人とシェアする」みたいな感覚が全くない世界。

こういうのが当たり前だと思っていた「かつて若者だった」おっさん世代も、さすがに最近、おかしい、と思い始めている。そういう気持ちの芽生えと、クルマ離れは連動する。

■まとめ

今のおっさん世代が20代だったころの社会と、現在とで、時代は大きく変化した。クルマ優位の社会から、クルマが一段降りて、フラットな社会になった。人々の意識が変わった。変わったからには(クルマメーカーは)売り方、作り方を変えないといけないのに、ラインナップを変えたただけで、根本的に何も変えてない。相変わらず、上から目線だ。そこが、クルマが売れない一因。

どうしたら若者を引き戻せるか、という視点でしか物事を見ていないと、大切なものを見失う。まず、現実を見つめること。本当に若者世代を引き戻したいなら、若者が何を考え何を求めているのかを考えること。その結果が、このクルマだったら、たぶん目の付け所が間違っている。そもそも、ハチロクなんていう名前を付ける必要がない。

ITに敏感な若者世代向けの機種ならなおさら、ITとクルマとの融合を、他のラインナップに先行して投入すべきなのになぜそれが無いのか。Salesforceとの提携は何だったのか。それもただの話題作りだったのか。

「若者がクルマから離れた」のではなく、「クルマの作り方、売り方」が時代についていけなくなった、が正解だと思う。
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2012年01月29日

【車】カーエレクトロニクスの進化が止まって見える件

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LEXUS > GS450h/GS350/GS250 > ナビゲーション・オーディオ
この、新型レクサスGSの、12.3インチワイドディスプレイの表示例を見たときに、なんていうか、車から興味がなくなっていく理由の1つを見たような気がした。

普段、iPhoneやiPadのUIやアプリやサービスに触れていて、進化の速さを日々体感しているわけだけど、それに比べて、カーエレクトロニクスの進化は止まっているように見える。

せっかく12.3インチというワイドなエリアを与えられたのに、なんだこの画面は。7インチで表示していたそれぞれの画面を、同時に表示しているだけじゃないか。ワイドで表示できるなら、ワイドで表示できることを生かしたアプリケーションなり、画面なりの表示ではないのか。

これで、価格はGS250が510万円〜、GS350が580万円〜、GS450hが700万円〜。

この画面で、この値段を出させて、そして10年も付き合えってか。。。

自動車本来の「動力性能」とか「セーフティー装置」とか、そういう部分は確実に進化しているように見えるのに、カーエレクトロニクスだけが、ものすごく遅れているように見える。というか、スマートフォンやタブレットの進化に全くついていけてない、という印象。

だったら、ついていく、ということではなくて、この12.3インチのスペースに、クラウドと直につながっているスマートフォンやタブレットを「はめこむ」という発想になぜいたらないのか、不思議でしょうがない。

得意の大人の事情か。カーナビゲーションを自分たちの手で作って売っていかないと、そこで利益を出せないから、か?スマートフォンで、GoogleMapでナビゲートをされてしまったら、何十万円もする高価なカーナビゲーションも誰も買わなくなるし、地図の更新で1万円以上のお金も取れなくなるもんね。そういうのが、もう完全に、今の時代の感覚、特に若い人達のそれとは合わなくなってきている。

方法はいくらでもある。車にDockをつけて、そこにスマートフォンを接続してフル機能を車のタッチパネルから扱えるようにするか、又は、車の中に、最初から埋め込んでおくかのいずれか。

こんな状態ではダメなことはたしか。ITと車の融合を拒んでいるようにしか見えないし、それは自分たちの利益を守るためにしか見えない。

□関連リンク
【Gadget】従来型のカーナビは間もなく消滅するだろう件 - Sakak's Gadget Blog
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2011年09月27日

【時事】ブランドの価値とは

トヨタ、軽自動車発売 ダイハツ「ムーヴコンテ」をOEM調達 - MSN産経ニュース

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悲しいニュースだよね。

ブランドの価値を高めようとしたら絶対やっちゃいけないよね。

Appleは、5万円以下のネットブックなんか絶対出さないよね。作ろうとすれば作れるし、値段の安いMacなら、今の状況なら、めちゃくちゃ売れるだろうね。でも、絶対やらないよね。

売れること、利益をあげること、売れない車を捨てて売れる車ばかり作ること。

そうやって、車をコモディティ化させた。「安くて広くて燃費がよければいいんでしょ?それで満足でしょ?」と言いたげだ。

自らの手で、(お客の)車に対する思いを潰し、自らの手で、自らのブランドの価値を下げた。

ブランド力を失ったものに製品競争力など、ない。

韓国や中国やインドが作った車が日本に入ってきたとき、トヨタは勝てるのか?

俺はトヨタが好きだったけど、さすがにもう無理だよな。好きだっただけにやるせないな。AudiにだってPeugeotにだって、BMWにだって、オシャレでワクワクする車はいろいろあるぜ。けっして高級ではないグレードでもね。

車が売れないのは、本当に車離れだけなのか?車から離したのは、あんた達じゃないのかい?

「同じ排気量だったら、トヨタのほうが100万円、200万円安いですよ」っていうことだけを売りにしていたら、ブランド価値としては終わりだよ。

自動車メーカも電気メーカも、根っこは同じだ。

以上。
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2011年05月29日

【車】北海道と名古屋の道路事情の違い

ウニとジンギスカンが食べたくなったので、ちょっと北海道へ行ってきた。車で2.5日間、レンタカーで360キロあまりの行程。
千歳⇔札幌⇔小樽⇔積丹半島

車を運転していて感じた、北海道(主に札幌)と名古屋との道路事情の違いを紹介。

■信号機の形

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信号機の形が違う。雪が積もりにくいように、だと思う。北海道全域がこの形。さらに、矢印信号も、右上に縦に2個とかついていると、とっさに認識する時に面食らう。3日間で、少し慣れた。

■路肩が無いのに、路駐する(車線が潰れてもOK?)

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例えば、この写真の道路(札幌市内)って、3車線だよね?普通に車が3車線に渡って流れていたのは事実。で、一番左のレーンを走ると、けっこう路上駐車(路駐)が多いのね。で、一番左のレーンって、路肩が無いでしょ?路肩がないのに、路駐するっていうのが、ちょっとびっくり。

2車線の道でも同じだった。路駐すれば、2車線→1車線になるでしょ?それでも、路駐していて、後ろから走る車は、あたりまえの顔してよけて走っていた。名古屋だと、クラクションならされてそう。

名古屋の人が路駐しないわけじゃないからね。路駐はするけど、路肩に寄せて、という感覚。路肩が無いのに、路駐するっていう感覚は、名古屋の人は、あまり持ってないと思うんだよな。

そもそも、名古屋の道は広くできているので、路肩がない道が少ないか、ほとんど無いから、かもしれない。

札幌市内の裏の掟でもあるかな?一番左のレーンは路駐優先みたいな?

道のペイントを眺めていて思うのは、名古屋だと、この写真の例の場合、2車線にして路肩を作る、かな。もしかして、除雪車が雪をかき上げるためのレーンなのだろうか?

■右折レーンが狭い?

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右折レーンにペイントがない。というか、0.5台分の道幅しかないことに驚く。後ろから来る車が、直進して来ると、当たるよね?(笑)よけろってこと?交通量が少ないから、OKなのかどうかよくわからないけど、不思議な感じだった。とくにかく、右折レーンがある交差点を通過する時は、直進レーンでもまっすぐ走れない覚悟がいるようだ。

■北海道全域の話

一般道も高速道路も、交通量に対して道が1〜2車線多い(対 名古屋比)印象だった。北海道で2〜3車線の道を気持ち良く走っていると、「名古屋では、この交通量なら1車線だな?」という感覚。特に札幌市外はその傾向が顕著。

運転している感覚としては、すっごく楽。

「渋滞がほとんどない」⇒「ストレスフリー」ってこと。そんなわけで、北海道のレンタカー移動はいつも疲れ知らず。同じ距離を名古屋周辺で移動したらぐったりだろうな、きっと。

■もしかしたら雪道対策?

私が感じた違和感すべて、雪道対策のため、という結論かもしれないね。私が北海道に遊びに来るのは、雪のない季節だけ、なので。私が知らないだけかも。雪が積もれば、道路のペイントなんて、見えないものね。

■おまけ(レンタカー)

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レンタカーはいろんな種類の車を乗ってみたけど、このクラス(1300cc)のエンジンのなかでは、デミオが一番良かったかも!よく回るエンジンで、扱いやすかった。(遠方の山に雪がまだたくさん残っていた)

以上。
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2011年05月17日

【車】プリウスとミニバンばかりが売れるトヨタのラインナップに思うこと

トヨタ 5人乗りと7人乗りの「プリウスα」を発売(2011/05/17、サーチナ)

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プリウスにワゴンタイプが加わったようだ。特に興味を引かないニュースだったが、トヨタのラインナップについて日頃から言いたいことがあり、ブログを書く。

■個性を感じられない車

プリウスという車種がキライというわけじゃない。このブログを読んでいて、プリウスを好きで乗っている方がいたら、ごめんなさい。ただ、車が好きな私には全く興味がわかないんだ。車好きの人が作っているとは思えないから。

車が好きな人が作った車」と、「売れる車を作れ、と命令されて作った車」とは、違うと思う。プリウスが、前者に相当する車には思えない。

プリウスには個性を感じない。四角い箱にタイヤが4つ、突いているだけのように感じる。あれで良いなら、なんでもいいじゃん、と。なんか、残念だ。その車がトヨタで一番売れているんだから、残念だ。免許を取って以来、ずっとトヨタの車を乗ってきた私だから、余計に残念だ。

街を走る車がプリウスだらけになるってことは、服で言えば、ユニクロだらけになっていくのと同じだ。別に、人がどんな車に乗ろうといいじゃん、って言う人もいるだろう。けど、街を行き交う人がみんなユニクロになったら、イヤでしょう。つまらないでしょう?なにか、空虚な感じするでしょう?それと同じ。

ミニバンがやたらめったら売れているのも、そんな私の残念な気持ちを加速させた。ミニバンの利点は、わかる。大勢の人と、大きな荷物を運べる。スライドドアは子供を乗せるのが、楽。わかるよ、わかる。だから、そういう要素を重要視する人達はどうぞ。でも、みんなそろって、ミニバン買うことないんじゃない?そんなに家族ってたくさんいましたっけ?っていう。

■車にかける想いが違う

たぶん、移動する手段だけなら、車なんて何でもいいんだよね。個性もクソもない。最終的にそこなのかな。私が車に求めているのは、個性、存在感、加速感。何でもいいわけない。手にすることに喜びを感じ、走らせることに気持ち良さを感じるモノ。だから、手にした後でも、きちっと手入れをするし、愛着もわく。10年以上に渡ってつき合うことになるしね。たぶん、そういう想いと、今時の人達(特に若い人達)とは違うのだろうな、と思う。違って良いけど、例えば、私のような車好きのオヤジの求める車も、きちんとラインナップにのせていって欲しかったな。

■残念だけど、今のトヨタのラインナップには魅力を感じない

以上の理由で、今のトヨタのラインナップから欲しい車を探すのは難しくなってきた。例えばコンパクトな車をみても、なんというか、チープ感が漂うし、魅力を感じない。

そんなとき、欧州の車に目をやると、コンパクトでもきちっと個性を出している車がいくらでもある。この車と、トヨタのコンパクトカーラインナップは対抗できるつもりなのか。

Audi A1(300万円前後/1400cc)
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Peugeot 207(200万円前後/1600cc)
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AudiPeugotAlfa RomeoCITROEN、なんか、WEBサイトを眺めているだけで楽しくなってきた。もう、トヨタには戻れないかも知れない。そのくらいの差を感じてしまう。

トヨタが、私のような「車好き人」が求める車を作れなくなったのではなく「作る必要がない」と判断している事実が残念だ。

ただのオヤジの戯言として、聞き流していいよ。

以上。

□おまけ
Peugeot RCZ(400万円前後/1600cc)
後ろ姿が素敵過ぎる。惚れる。
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Audi TT Coupe(460万円〜/2000cc)
街で見かけると目をとめる。もっと高級な車が他にもたくさんあるのに。
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posted by Sakak at 22:57| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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