2011年04月11日

【芸能】松下由樹と深津絵里とは別の人生を歩む「富田靖子」特集

■今、富田靖子を特集しなければならない理由

先週、私のブログで野沢尚作品は素晴らしい「青い鳥」編を執筆するため、野沢尚作品を調べている最中「素晴らしきかな人生」という作品を思い出す。このドラマで私にとって印象的なシーンは、熱すぎる織田裕二でもなく、よくしゃべる佐藤浩市でもなく、泣きすぎる浅野温子でもなく「怖すぎる富田靖子」なのだ。

実は、富田靖子の役は、織田裕二と同棲していた同僚の女性教師。そこに浅野温子が現れ、織田裕二は気持ちが完全に切れる。その後、精神的に病んだ富田靖子が、留守電に恨みのメッセージを残して、鉄道自殺を図るという、クライマックス。そして最終回に亡霊として織田裕二の眼前に金色の瞳をした彼女が出てくる、という衝撃的な展開。あれは、内面からくる怖さで、どんなホラー映画よりも、男には効く。「彼氏が浮気をして自分から離れようとしている危機感を感じている女子」には、ぜひこのドラマをオススメしたい。急に優しくなるだろう。

富田靖子が、このドラマの後あたりから、ぱったりみかけなくなったように思う。役の味が濃すぎて、使いにくくなったのか?という想像ができた。実際、野島伸司の「人間・失格〜たとえばぼくが死んだら」に出演した加勢大周は、クセの強い悪人役ということもあり、従来の爽やかなイメージが崩れた、と当時は話題になり、このドラマの後、主役級のドラマ出演は途切れた。ホントの話。

しかし、富田靖子を2010年あたりから久しぶりにTVドラマで見かけるようになった。チョイ役だけど。その間に彼女に何があったのか、興味があったので、調べてみたよ。

■さかけーと富田靖子の出会いと別れ

そんな事を、久しぶりに思い出していたら、もともとさかけーが中学生の頃、彼女のデビュー直後、ファンだった事を思い出す。彼女と年もほぼいっしょなので、親近感もあっただろうし。彼女の顔写真アップの下敷きを買ってしまうほど好きでした。

たぶん、これ。28年たっているけど、今見ても、かわいい。今でいう桜庭ななみ、みたいなポジション?
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じつは、会いにも行った。
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デビュー作の映画「アイコ十六歳」のキャンペーンだったと思う。握手会。私が撮った写真。

そんな感じで、すっかりにわかファンだったわけだけど、この映画以降も私の気持ちが続いていたか、というと嘘で、1985年頃(富田靖子映画デビューから2年後)には、歌えて演技もできる斉藤由貴にあっさりシフトしてました(笑)。

ちなみに富田靖子の歌唱力について、Wikipediaにはこう書いてある。

「主演映画『さびしんぼう』をはじめ『なんて素敵にジャパネスク』『痛快!婦警候補生やるっきゃないモン!』などのドラマでも主題歌を歌い歌手活動も行っていたが、歌唱力に難があった事もあり、他のアイドル女優のようにヒットはせず、テレビの歌番組の出演は少なかった。」

あの頃のアイドル的なポジションの人は、何が何でも歌わないといけなかった時代ですね。

■富田靖子のその後を検証するために比較するべき二人の女優

ひとりは、同じ「アイコ16歳」オーディションで合格し、友人役でデビューすることになった、同じ歳の松下由樹。もうひとりは、同じ事務所アミューズの後輩深津絵里。この大女優二人の頭角が彼女の芸能界人生に影響を及ぼしている予感がしたので、3人合わせて出演歴を並べて比較した(どんだけマメだよ!と自分に突っ込む)。私が個人的に選んだ代表作を中心に。圧倒的な差に、あらためて驚く。

特に「素晴らしきかな人生」(1993年)前後に注目していただきたい。

■(出演歴)富田靖子、1969年生、アミューズ所属

・出身:福岡県糟屋郡志免町(カスヤグンシメマチ)
デビューのきっかけ:中3の時、【映画】アイコ十六歳のヒロインに約127,000人の中から選ばれる。

・出演歴:
 【映画】アイコ十六歳(1983年) ★主役
 【映画】さびしんぼう(1985年) ★主役
 【ドラマ】素晴らしきかな人生(1993年) ★主役級
 【映画】南京の基督(1995年)→大胆なヘアヌードを披露しイメージチェンジを図った。失敗?
 【ドラマ】毛利元就(1997年)→NHK大河。NHKの協力を得たが成果出せず。
 【ドラマ】853 刑事・加茂伸之介 (2010年) ★主役級
 【ドラマ】新春ドラマ特別企画「赤い指〜『新参者』加賀恭一郎再び!」(2011年)
 【ドラマ】鈴木先生(2011年4月)→今、ココ
 【ドラマ】江〜姫たちの戦国(2011年)→今、ココ

■(出演歴)深津絵里、1973年生、アミューズ所属

・出身:大分県大分市
・デビューのきっかけ:ミス原宿グランプリ(1986年)
・出演歴: 
 【CM】JR東海 X'mas Express(1988年)
 【ドラマ】愛という名のもとに(1992年)
 【ドラマ】悪魔のKISS(1993年)奥山佳恵(アミューズ後輩)、深津絵里、常盤貴子 ★主役
 【映画】(ハル)(1996年) ★主役
 【ドラマ】踊る大捜査線シリーズ(1997年) ★主役級
 【ドラマ】きらきらひかる(1998年) ★主役
 【映画】踊る大捜査線 THE MOVIE(1998年) ★主役級
 【ドラマ】天気予報の恋人(2000年) ★主役
 【ドラマ】カバチタレ!(2001年) ★主役
 【ドラマ】空から降る一億の星(2002年) ★主役
 【映画】踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年) ★主役級
 【ドラマ】スローダンス(2005年) ★主役
 【ドラマ】西遊記(2006年) ★主役級
 【ナレーション】THE世界遺産(2010年) ☆
 【映画】踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!(2010年) ★主役級

■(出演歴)松下由樹、1968年生、アミューズ→イエスコレクティッド所属

・出身:北海道名寄市、名古屋市南区笠寺育ち
・デビューのきっかけ:【映画】アイコ十六歳のオーディションで、ヒロインの友人役に選ばれる。
・出演歴:
 【映画】アイコ十六歳(1983年) ★主役級
 【ドラマ】想い出にかわるまで(1990年) ★主役級
 【ドラマ】振り返れば奴がいる(1993年)
 【ドラマ】29歳のクリスマス(1994年) ★主役級
 【ドラマ】ナースのお仕事シリーズ(1996年) ★主役
 【事務所独立】アミューズ→イエスコレクティッド
 【ドラマ】相棒シリーズ S1,S2,S6(2000年〜)
 【バラエティー】ココリコミラクルタイプ(2001年) ☆
 【ドラマ】大奥 第一章(2004年) ★主役級
 【ドラマ】臨場(2009年) ★主役級
 【ドラマ】臨場 続章(2010年) ★主役級

■1993年前後に何があったか?

事務所の同期や後輩の追い上げってリアルに感じると思う。松下由樹も、最初は事務所は同じだったから。独立するまでは。

1993年に向かってそれぞれどうやって駆け上がっていったのか。

3年遅れてデビューする深津絵里は2年後に「JRのCM」で大ブレイク。「愛という名のもとに」「悪魔のKISS」に出演で加速的に露出している頃が1993年。松下由樹は、1990年に「思い出にかわるまで」で今井美樹の妹役で、姉のフィアンセ、石田純一を寝とるという最重要な役。そして、1993年で「振り返れば奴がいる」で準レギュラーといってもいい役。

「アイコ16歳」「さびしんぼう」の映画2本以外、歌も含め、ぱっとしなかった富田靖子がたどり着いた「素晴らしきかな人生」のキャラ。なんとなく、他の二人とは対照的な1993年だったのではないだろうか。そこから、彼女を表舞台では(少なくとも私は)見かけなくなった。

■2010年以降の富田靖子

そこからずいぶんの時間が流れてしまうんですけど、本当に、2010年に急にTVで確認できて。「新参者」の特番と「853 刑事・加茂伸之介」(イマイチな刑事モノドラマ)の2つですね。家でTV画面に彼女が出てきた時、つい、「あ、富田靖子じゃん。元気だったんだ〜。」って感じで、うれしかったのを覚えてる。うん。

プライベートでは、2007年6月、2006年6月に日本テレビ『シャル・ウィ・ダンス〜オールスター社交ダンス選手権』でペアを組んだダンスインストラクターの岡本裕治と結婚。2人の間には女の子が1人いるって聞いてるの。

そっか、それで、子育てもしっかりやって、少しだけ落ち着いて、仕事に復帰したのかしら?と。なんか、ほほえましくないですか?(勝手な想像だけど)。夫婦共働きでがんばっているのかな、とか。

そんな彼女とは対照的に、共に大女優となって松下由樹と深津絵里は独身。これは特筆すべき事でしょう。どっちがいいとか悪いとか、そういう事ではなく。

■なぜ、そんな気持ちに?

たぶん、これです。「昔、付き合っていたけど別れた彼女と、久しぶりに再開。話を聞いてみると結婚して、子供ができて、そしてまた昔の仕事を初めてるんだ!って聞いた」感じ。

わかる?なんか、他人な気がしないっていうか。少し離れて、暖かく見守りたい、という感じ。

彼女が出演するドラマを今後、積極的に見るかっていうと、それは別で。また、見かけたら「あ、富田靖子じゃん。元気だったんだ〜。」って感じでいいかな、と思ってて。たぶん、彼女の事は、これから先も気にかけてる。すごく売れなくてもいい。続けてがんばってくれている事がうれしいんだ。

以上ね。長くて失礼。

追伸1:
深津絵里の(ハル)/森田芳光監督という映画は印象に残る映画です。パソコン通信で出会う男女の話。好きでした。予告編をリンクつけときます。

追伸2:
松下由樹って北海道生まれだったんだね。ただ、小学生の頃には名古屋に来てるはず。私の大学の同期(男)が「松下由樹は同じクラスの仲良しグループだったので、誕生会をお互いの家でやった」と聞いてる。不思議と名古屋の匂いを感じない人だね。中3から東京に出て行ったからかな。
posted by Sakak at 00:20| Comment(4) | TrackBack(0) | 芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶりに会う友達のような感じがしますよね

オレンジ色の絵葉書などレコードがたくさん発売されていたと思いますがそんなにヒットしなかったのかな そういえば歌番組ではみかけなかったです
富田靖子さんは83年以降映画・歌に進まれていますが松下由樹さんはそれ以降7年ぐらい空白がありますがどうされていたのでしょうね
アメリカにダンスを習いにいかれた話あるようですが 同じようにレコードも出されてるのでしょうか 長い空白があります
結婚がすべてではないですが されるほうが芸の幅が広がるかもしれません

Posted by ピロシキ at 2011年08月18日 00:15
さかけーです。ピロシキさん、コメントありがとうございました。

ピロシキさんのコメントを読んだ後、アイコ16歳のYoutube動画を久々に眺めてみました。とても懐かしい気持ちになれました。「オレンジ色の絵葉書」はこの映画のイメージ・ソングだったみたいですね。知らなかった。。。歌は残念ながらあまりうまくなかったですね。

松下由樹さんの「アイコ16歳」以降の7年間ですが、3年間のダンス留学、4年後にNHKのヤングスタジオでダンサーでレギュラーをやっていたらしいですね。ただ、ダンスはその後にあまり生かされてない?(苦笑)ダンスを生かしたヤマハのCMに出ていたみたいです。1989年にドラマ、いきなり初出演作。ダンス、ドラマと、事務所(当時、アミューズ)にかなり大事にされていたようですね。

お話できてうれしかったです。どうもありがとうございました。(さかけー)
Posted by さかけー at 2011年08月18日 21:59
はじめまして。深津さんや松下さんはどんな役でも似合う&こなせるいわゆるヒロインポジションなタイプだなといつも思ってます。富田さんは現状ではヒロインポジションの役は正直…ですね。脇役レギュラーでインパクト大な路線がいいと思います
Posted by はてな at 2011年12月08日 18:43
はじめまして、Sakakです。コメント、ありがろうございます。

富田靖子さんも、デビュー直後は、センターポジションを期待されていましたが、今はそういう重圧からも解き放たれて、彼女らしさが溢れている演技ができているような気がします。「脇役レギュラーでインパクト大」っていうポジション、獲得ですね。デビューから知っている私としては、十分、満足です。(Sakak)
Posted by Sakak at 2011年12月08日 20:58

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