2011年12月31日

【Gadget】音楽や動画コンテンツをネットで扱えるようになるまでを整理してみた

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音楽や動画のコンテンツを我々が手軽に扱えるようになるまでの経過を整理してみた。これにより、TV視聴スタイルの進化がどれくらい遅れており、どう進化すべきかを探る。

■音楽の視聴スタイルの変化

(フェーズ1)
・コンテンツ配布メディア:レコード(販売、レンタル)
・取得済みコンテンツの保管:カセットテープ

(フェーズ2)
・コンテンツ配布メディア:CD(販売、レンタル)
・取得済みコンテンツの保管:MD、CD-R/CD-RW、HDD、フラッシュメモリ

(フェーズ3)
・コンテンツ配布メディア:iTunes Store(Apple)、Google Music(Google)
・取得済みコンテンツの保管:サービス提供元のクラウドサーバ
iCloud⇒各iOS、MacOSデバイス(Apple),Google Music(Google)

■動画(映画や音楽)の視聴スタイルの変化

(フェーズ1)
・コンテンツ配布メディア:ビデオテープ(販売、レンタル)
・取得済みコンテンツの保管:ビデオテープ

(フェーズ2)
・コンテンツ配布メディア:LD(販売、レンタル)
・取得済みコンテンツの保管:ビデオテープ

(フェーズ3)
・コンテンツ配布メディア:DVD,Blu-lay(販売、レンタル)
・取得済みコンテンツの保管:ビデオテープ、DVD-R/W、HDD、Blu-lay

(フェーズ4)
・コンテンツ配布メディア:iTunes Store(Apple)、PlayStation Store(SONY) (販売、レンタル)
・取得済みコンテンツの保管:サービス提供元のクラウドサーバ

(フェーズ4.5)
・コンテンツ配布メディア:ネットによる動画配信(定額で見放題)、Huluとか
・取得済みコンテンツの保管:サービス提供元のクラウドサーバ

■TV番組の視聴スタイルの変化

(フェーズ1)
・コンテンツ配布メディア:TV放送
・取得済みコンテンツの保管:ビデオテープ、DVD-R/W、Blu-lay

(フェーズ2)
・コンテンツ配布メディア:ネット利用、各テレビ局独自のTV放送のオンデマンド
・取得済みコンテンツの保管:サービス提供元のクラウドサーバ

(フェーズ2−1)
・コンテンツ配布メディア:ネット利用、VULKANO FLOWとか。自宅のHDDレコーダーに、モバイルからアクセス視聴
・取得済みコンテンツの保管:自宅のHDDレコーダー

(フェーズ2−2)
・コンテンツ配布メディア:TV放送
・取得済みコンテンツの保管:自宅の全録HDDレコーダー(1週間〜2週間分の全チャネルを記録)

TV番組の視聴スタイルは、ほとんど何も変わっちゃいない。

2−1も、2−2も、TV視聴スタイルがいっこうに使い勝手の良いものにならないための「回避策」でしかない。

これだけネットが普及し、クラウドの時代へ足を踏み入れているのに、相変わらず、各テレビ局が勝手なことばかりしていて、迷惑を被っているのは視聴者であり、ユーザだ。

■TV番組の視聴スタイルにどのような革命を起こすことが可能か?

音楽や動画と同じ道を辿るだろう。到達地点は同じだ。今、その過程にいる。

革命を起こす手法は2つある。

1つ目は、音楽の視聴スタイルと同じ道を進む、正統な路線。iTune StoreやGoogleやamazonなどのプラットフォーム(決済システム)を通じて、番組が視聴できるようになること。1クリックで再生が始まり、停止もでき、端末を変えても続きが再生できる。電子書籍で使っている手法をそのまま使える。

2つ目は、ユーザ情報を吸いたくてしょうがないSNSのサービス上で、広告付きでTVを視聴する方法。ユーザの我々は、何の番組を、どの時間帯に見ているのかという情報をSNSに提供し、その対価として無料でTVを視聴できる。また、それらの情報をシェアすることで、ユーザ自身が広告の役割も果たす。(詳しくはこちらに書いた記事を参照)

2つ目のSNSの協業が、もっともはやく立ち上げが実現できそうな気がしている。Google(Youtube)が映画のレンタルを始めたニュースが2011年年末にあったことも、Google+内でのTV視聴など、何かの伏線になるのではないかと期待している。

□関連
【Gadget】TV視聴スタイルに革命が起きる3つのアプローチ: Sakak's Blog
【ガジェット】Appleがテレビを再定義する: Sakak's Blog
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2011年12月30日

【Gadget】過去の延長で理解できる野暮ったい商品が今こそ必要か?

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過去とつながった野暮ったい商品 - medtoolzの本館

非常にオススメしたい記事。この記事が「我々が見落としがちな大切な何か」を教えてくれている気がする。

■全てがiPhoneコピーで本当に良いのだろうか?

世の中がすっかりスマートフォンに置き換わっていく印象があるが、裏では「いっこうにガラケーを手放さない人達」がたくさんいるし、その中には、Google+やFacebookが花盛りの中で「いっこうにmixiから移る気配のない人達」も多く含まれる。

その人達を動かさない限り、スマートフォン市場は拡大していかない。だから、彼らが望むものを出していかないといけないのに、iPhoneとAndoroidでは役不足だ。それは、AndroidがiPhoneのコピーであって、「ガラケーのままで良い、mixiで不自由していない」という人達にとっては、「iPhoneもAndroidもどちらも不必要」になるからだ。

■なぜiPhone以外が、iPhoneコピーになるのか?

それは、スマートフォンというカテゴリ自体をAppleが作り出してしまったから(Appleがそう思わせることに成功した)。

・端末の全面がタッチパネル/薄型筐体
・多くの情報を表示できる高解像度ディスプレイ
・高画質のカメラ
・高機能の通信デバイス
・端末の先につながる「クラウドサービス」

こういうパッケージこそがあなたたちには必要だ、と定義したから。だから、iPhone以外もそのコピーを作るしかなくなった。

単純に言えば、その洗脳をストレートに受けた人がiPhoneを買い、Appleが嫌いな理由がある人がAndroidを買った、ただそれだけのことだ。

■Appleが定義したスマートフォンにだけ、全てが向かえばいいのだろうか?

引用:
スマートホンはそういう意味で、自分でも理解できる初めての携帯電話でもあって、いわゆる携帯電話よりも、むしろスマートホンのほうが、PCのアナロジーで様々な機能を理解することができて、むしろ電話機の素人向けにすら思えた。
何か新しい製品がそこにあったときに、全く新しいそれを、新しいものとして受け入れ、使いこなせる人と、それを何か過去のアナロジーで理解することで、初めて使いこなせる人とがいるのではないかと思う。

私の父親が言っていたセリフを思い出した。

今まで触れたことも見たこともない、iPhone/iPadを目にした時、父親が言った。「それはなんだ?ウオークマンか?パソコンか?カメラか?電話か?なんだそれは?」

そういう、過去のカテゴリから地続きでの発想しかできない人を、私は理解できなかった。それは父親の想像力の限界だと思ったし、歳だからしょうがないとあきらめていた。でも、このブログを読んだ後、歳は関係なく、そういう発想をする人がかなり大勢いるんだ、と気づいた。

「そういう人達にとって必要な端末は何か?」を考えないといけないのだ。

■過去からの延長で理解できる商品を考える意味

引用:
「全く新しい最高の何か」が市場で大成功したときには、もっとすごいものをぶつけるよりも、むしろ過去の延長で理解できる「野暮ったい同機能品」を販売すると、案外生き目が得られるのではないかと思う。洗練競争、性能競争をいくらやろうにも、それは「よくできた劣化コピー」を超えることはできないけれど、似たような機能、その代わりボタンが多めで野暮ったいデザインの製品は、見慣れた何かと地続きである可能性を高くできる分、最高の何かが取りこぼしたお客さんに近い何かになれる。
「もっと野暮ったい何かを再発明してみせる」ことは、たぶん「最高の何か」を追いかける際の定石になる。あえて野暮を取ることで、最高が切り捨てた人と最高に乗りたくない人、最高を否定してみたい人とがこっちに乗ってくれる。

例えば、現時点で、スマートフォンに移る気がない人って、じつはかなり大勢いるんだと思う。要は、携帯電話の基本機能(メール、天気予報、ゲーム、たまに音声会話)しか使ってない人がいる。そういう人までスマートフォンに無理矢理させて、事実上、パケット定額に加入させるのが本当に良いのか?

また、スタイルにしても、あの、全面タッチパネルの形状が(全ての人にとって)本当に最適なのかどうか?折りたたみの良さというのは、ある程度乱暴に扱ってもだいじょうぶという安心感がある(スマートフォンには無い)。また、ガラケーは単機能の分、バッテリーの持ちも良い(スマートフォンはおおむね悪い)。

こう考えていくと、外装のデザインが一辺倒であることにも気づく。iPhoneと、iPhoneコピーは、スマートフォンからハードウエアキーボードを完全に封じ込めたが、本当にそれで良かったのか。それが最高で最適なのか。全員が、そこに向かうべきなのか?

このブログ記事が教えてくれた、「過去からの延長で理解できる商品」のことを、少し考えてみたいと思う。

以上。
posted by Sakak at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ガジェット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月21日

【時事】スキャン代行業者提訴は論点が間違っている

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スキャン代行業者提訴で作家7名はかく語りき - 電子書籍情報が満載! eBook USER

今日はスキャン代行業者を作家先生方が提訴した件について。

■スキャン代行業者の違法性って何?

スキャンすることと、スキャン済みのデータを違法アップロードすることとは別でしょう?スキャン代行作業の違法性が理解できない。私が家の書庫にある本や雑誌をまとめて自分のためだけにスキャンをお願いするのも、違法の業者を利用したことになるわけ?

■時代の流れに抵抗を続ける出版業界

この訴訟が、出版社がやっているものだったら、何となくわかる。「俺たちの商売を邪魔するな」っていうことだよね。だけど、作家先生方が提訴っていう流れはなぜ?結局、あなたたちは出版社に取り込まれたんでしょ?出版社は、人気の東野圭吾を前面に出せば勝てると思ったんでしょ?

相変わらずの「反・電子書籍」の雰囲気を感じた。出版社が、作家を味方につけた演出にしか見えない。

■レコードレンタル黎明期を振り返る

1980年代の中頃に起こった「レコードレンタル業の是非」をめぐる論争を思い出した。レコードは買うものと相場が決まっていたところに、レンタルというビジネスが出てきて、当時高校生だった私は小躍りしながら通い詰めたものだった。

あの時の雰囲気に似てる。

レコード業界が「レンタルなんてけしからん!」ってわめき散らしてた。国会を巻き込むほど大騒ぎ。事業差し止めの裁判も起きたのではないかな?でも、今どうなってる?正しくお金が回る仕組みが確立され、その時代に合った扱い方ができるようになった。レンタル業に異議を唱えるアーティストはいない。

目的地は決まってる。近道するか、遠回りして無駄な時間を過ごすのか、いずれかしかない。

■「本の価値」=「印刷物」ではない

紙の本はなくならない。それはわかってる。CDというパッケージが(減りはしても)無くならないように。ただ、流通の主流ではなくなるでしょう。電子書籍化は止められない。amazonの味を知った我々が、amazon以前の時代に戻れないのと同じ。

作家たちが「紙の本が切り裂かれている、ショックだ、心が痛む」みたいなことを言っているのにはものすごく違和感を感じる。

「本」って何ですか?思いを文字や挿絵で表現したコンテンツじゃないんですか?「紙に印刷する」という行為は、出版社が媒体として今まで紙に印刷していただけじゃないんですか?

作家が直筆で書いた「本の原稿」のことを指して言うならわかるけど、この場合は違うよね。紙の本を先生方が一冊一冊プリンタで印字したわけではないでしょう?

■正しい道ができれば自浄作用が働く

そんなくだらないことに時間を使ってないで、さっさと電子書籍の流通を始めてお金が回る仕組みを作ってくださいよ。

ジョブズがiTunes Music Storeを作ったあと、横行していた海賊版の音楽データがスーッと消えていったように、正しい流れを作りさえすれば、こんな商売(スキャン代行業者)は(放っておいても)自然に消滅していくんだから。

以上。

□参考(レコードのレンタル業が認められるまでの経緯)
日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合 - Wikipedia
大浦清一 - Wikipedia
posted by Sakak at 18:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月19日

【SNS】Facebookのセキュリティ設定が誤解を生みやすい2つのポイント

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Facebookを使っていく上で感じた「Facebookのセキュリティ設定で誤解を生みそうな点」について以下にまとめておく。

■情報の公開範囲を決められるのは、投稿主だけ

自分が新規に起こした「投稿」や「イベント」の公開範囲は、投稿主にだけ決める権利が与えられている。逆に言えば、自分が投稿主でないのなら、自分の発言(コメント内容、氏名、プロフ写真)の公開範囲を自分で決めることができない(投稿主が施した設定に依存する)(削除はできる)。

簡単な例で説明する。

例えば、友人Aさんが、「一般公開」で投稿した内容に、Aさんの「友達」であるあなたがコメントをつけたとする。この場合、Aさんの投稿は一般公開だから、あなた自身の投稿のセキュリティ設定が、例え「友達まで」になっていたとしても関係なく、あなたの「名前」も「プロフィール写真」も「投稿内容」も、当然、一般公開になる。第三者に丸見えになる。

一般公開ということは、ネットに接続できる人ならだれでもアクセスできる内容であること。この意識は必要。

また、Facebookページに書き込みする時はさらに注意。Facebookページは、特性上、基本的に一般公開である。そして、そのFacebookページの中で起案されたイベント告知の掲示板も、当然、一般公開である。Facebook内から、リンクを使って(うっかり)Facebookページに入ってきた場合、知らず知らずのうちに、一般公開の掲示板に書き込みをしている場合があるから気をつけよう。

この話も、投稿主がFacebookページ管理者であり、かつ、この管理者の投稿の公開範囲が「一般公開」になっている、と考えればつじつまが合う。

■誤解を生みやすい2つのポイント

この話で、非常に誤解を生みやすいと感じる点は2点。

1)
セキュリティの厳しい(あなた)とセキュリティの緩い(Aさん)との設定がぶつかったときに、緩い方が勝つということが起きてしまう。勝ち負けというよりも、そもそもFacebookでは、投稿主の設定値が絶対的な力を持っている点。

2)
投稿の公開範囲が、投稿主以外がわかりにくい(目立たない、毎回確認が面倒なので見逃す)点。


1)について
「Facebookページのような一般公開前提のページ」や「セキュリティの緩い設定をしている友人の投稿」にあなたのアカウントでコメントを付ける際は、上記の事を意識してください。どう意識するかわからないが、自分の名前やプロフィール写真を一般公開にしたくなかったら、簡単に言えば「Facebookページへコメントを書かない」「投稿を一般公開している人とはFacebook上で友達にならない」を実践するしかない。

投稿の公開範囲がわかりにくいというのは、仕様変更をすぐにでも行なってほしいところ。

それができないうちは、
・信頼のおける友人としかFacebook上で友達にならない
・「漏れてもしょうがない」ですませられる情報以外はFacebookにアップしない
の2点を実践していくしかない。

2)について
自分が書き込みを行う投稿の公開範囲については、投稿毎に確認するのが本当は良いのだけど、面倒なので、結局やめてしまう。そもそも、常に表示してほしいのに(以下のように)アイコンにマウスオーバーしないと表示されない。
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■わかりにくい理由は意図的?

本来はもっとシンプルに、情報の公開範囲の設定をしてほしかった。でも、彼らはしない。できないのではなく、意図があるから。彼らは「情報を守る」という方向で出来事をとらえていない。「友達の友達は、ほとんど友達だ、情報を見せ合って仲良くなっちゃおうぜ!」の世界だ。その違いからくる違和感は、日増しに大きくなる。

本来なら、個人アカウントのセキュリティ設定パラメータで、決めさせるべきだと思う。「強い」「ふつう」「弱い」とかわかりやすい名前で。

「強い」に設定した場合で、もし、一般公開の権限の投稿(またはFacebookページに)書き込みをしようとしたら、警告を出すとか。

そうはせずに、自分の投稿のデフォルトの公開範囲だけ設定させて、安心させておいて、実は、書き込んだ情報がちょいちょい一般公開されている、という仕様は、意図的だし、気に入らない。

■タイムライン

タイムラインという機能が公開された(過去の自分投稿コンテンツのまとめサイト、プロフィールページのデラックス版とでも言えばいいか)。

今までコメントをやりとりしていた友人が、ある日、タイムラインを作り一般公開したらどうなるか?そのやりとりのコメントも、自分の名前、プロフィール写真も、全て一般公開だ。全てのコンテンツの公開範囲は、投稿主に権限があるから、投稿主の権限だけで公開できる。

なんだかなぁ・・・(ため息)

Facebookが私の意図とは違う方向へ進んでいくのを日増しに感じる今日この頃である。ごく少数の仲間と、クローズドな環境で連絡を取り合いたいだけなのに、Facebook的にはそういうユーザーは置いてきぼりでも構わない、ということらしい。

以上。
posted by Sakak at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | SNS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月16日

【Gadget】TV視聴スタイルに革命が起きる3つのアプローチ

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TV視聴スタイルに革命が起きる3つのアプローチを考えてみた。

■TV視聴スタイルに関してユーザが望むこと

ユーザが望むことは、おおむね以下であろう。

・番組を録りこぼしなく、視聴したい
・「過去の番組」か「現在(生放送中)の番組」かに関わらず、タイトルや出演者などのタグ検索だけで、番組を見つけ、視聴したい
・再生を開始したり止めたり戻したりしたい(Youtubeライクに)
・SNSやTwitter等、ネットや友人たちで話題になっている(なっていた)番組を、1クリックで再生したい
・同一ネットワーク内で閲覧できるのはもちろんのこと、外出先(モバイル環境)でも視聴したい

これらをふまえ、実現できそうなアプローチを3つ考えてみた。

アプローチ1の「全録」する手法は、ハードウエアが年末から発売され始めている(東芝とBUFFALO)。アプローチ2については、理想的な視聴スタイル(最終形?)であり大本命だと考える。ただし、アプローチ3が一番面白い試みで、このアプローチも期待したい。(TV放送局が乗っかれば)すぐできそうな手法である。

■アプローチ1(ハード):全録(ゼンロク)する

8ch分、1週間〜2週間分の番組をレコーダーが自動で録り貯める手法。8個のチューナーを搭載したHDDレコーダを使う。視聴するデバイスは、TV、PC、スマートフォン/タブレット等のネットワーク機器が対応する(はず)。ただし、著作権保護の規格が邪魔して数々の制約を付けてくる可能性があり、そこが難点(例えば、東芝のレコーダーの場合、対応するスマートフォンは東芝製のモデルだけ、とか?)。

まずは、レコーダーに直結したテレビで視聴する、というところからのスタートかな。持ち出したり、モバイルからストリーミング再生したりは、敷居が高そうだ。

録画したデータを視聴するUIがどの程度の出来栄えか、はポイント。例えば、PS3のtorneくらい洗練されていると、良いのだが(ハードル高過ぎ?)。

視聴アプリはAPIを公開してユーザが自由に作れるような、そういうオープン化が理想。著作権保護の規格があるから、無理かな。

HDD容量を超えた番組データは自動的に上書きされていく。永久保存は別エリアにできる。(あらかじめ保存しておいた以外の)過去の作品にはアクセスできない。将来的には、「アプローチ1+アプローチ2」のハイブリッド型もありうる。

参入できそうな企業は、電機メーカー、BUFFALOやIODATAなどの周辺機器メーカー。

■アプローチ2(システム):アプリケーションプラットフォームを構築する

iTunes TV Storeか、Android Marketで、「番組データ」or「番組を快適に視聴するためのアプリ」を低価格で購入する。番組データは、無料〜100円とかそういう感覚の価格。アプリも、App Storeで売っているような価格。

参入できそうな企業は、Apple(iTV)、Google(Google TV)、amazon、Facebook。

■アプローチ3(システム):SNSを窓とするTV視聴環境を構築する

昨日、このブログ記事(【SNS】情報はタダでは守れない)を書いた後で、このアプローチ3を思いついた。逆に考えれば、我々の個人情報と行動パターンは金(カネ)になる、と。だったら、それを逆手に利用して、こちらも情報を提供するから、そっちも無料でサービス(TV視聴)を提供してくれ、と。

SNSは、現時点では、Facebook、Google+、mixiなどを想定している。

SNSのWeb画面からTVを視聴するスタイル。SNSにはビデオチャットの機能があるが、あのイメージでTVを視聴する。リビングのTVの場合は、TV自身や、PS3/Xbox/AppleTVなどに内蔵のブラウザからSNSにアクセスし、そこから視聴(ちょっと面倒?)。

ユーザはSNSのWeb画面からTVが視聴できる(過去の番組もアーカイブされているし、現在の番組もストリーミングされる)。過去も現在も意識せずとも、1クリックで再生する。視聴に際しては、個人に特化した広告が入る。

スポンサーは、(従来どおり)テレビ番組にスポンサードする。ただし、SNSから得られるフィードバック情報があるため、スポンサーは、「いつ、どんな人が、どこで、どんな内容の番組を見て、どう思ったか」という良質な情報を受け取ることができる。よって、スポンサーは従来比で広告料を上積みすることになる。

TV放送局は、上積みされた広告料の一部を、仲介料としてSNSに渡す。SNSはそれを、TV視聴サービスの運用費に回す(サーバ増強及び回線増強費用等)。TV視聴により集められる情報は、SNS自身にも有益な情報となる。

ユーザは、TV番組に対する「自分のフォロワー」や「友達」のアクティビティ、視聴率がわかる。世の中の視聴率より、友人の視聴率の高い番組は見たいというニーズがある。

参入できそうな企業は、Google(Google+)、Facebook、Apple(iCloudをSNSの代わりに使ってもいい)、Microsoft、mixi。

以上。
posted by Sakak at 17:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ガジェット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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