ところで、今時の小、中学校でコンピュータ関係の授業って、
1.誰が?
2.何を?
教えるんですかね。そこに興味がわいた。
心配しているのは、まさかWindows7の使い方や、ワード、エクセルなんかを(最終)目標にしてませんよね、って事。これら全て、マイクロソフトっていう、1民間企業の商品ですよね、所詮。しかも、今、コンシューマ市場では先細り感が出まくりの。
少なくとも、小・中学生相手に、その楽しさを伝える(という目的も含めた)授業でそれはない。職業訓練じゃないんだから、というツッコミをいれたい。未来ある子供達に、そんな入り口で、良いわけない。
家庭使いでは、今後、PCではなく、スマートフォン系OSにシフトしていくだろう。(タブレット端末も含む)
PCというハードウエアやPCにインストールしたソフトに依存するものから、ネット上のサービス、アプリに実態が移っていくだろう。
そうなった時、末端で使うデバイスは、多種多様化してく。まず、その事を教えるべき。インターネットやそのしくみを。デバイスは何でも良いんだよ、って事を体で感じでしさせる事は必要。
そして、その上で、こんなすばらしい事ができるんだよ、っていう事を、使わせながら感じさせる事が必要。
もちろん、ネット上に流れる情報の不確実性や、個人情報を自分で守る大切さは教えるとして。
それらも含めて、ちょうど良い感じに教える事ができる条件は、”ある程度使い込んでいる人”が、”その人の口から、面白いと思うモノを伝える”事が必要。難しい仕組みの解説は後でいいから。
俺だったら、facebookとかtwitterを使わせたりするかな。面白いと思うものを体験させてやれば、子供は必ず興味を持つ。どんな仕組みか興味を持つ。順番が逆じゃだめだ。
カンチガイしちゃいけないのは、もう、PCがマストじゃない。PCを使えることが、算数の9×9を覚えることではない。PCは端末の一種類に過ぎない。例えば、マルチタッチのスマートフォンやタブレットを授業にメインで使っても全く問題なし。そうじゃなくって、ネットワークという土台、そして、その上にあるサービス、システム、アプリケーション、そういう概念、それを使うすばらしさ、コミュニケーションの取り方、そういうものが、むしろ、算数でいう、9×9のようなものになるのではないだろうか。
学校では、クラスに一人か二人、たぶんコンピュータの能力にたけたヤツが出てくる。そういう能力を感じ取って伸ばしてやることも必要かな。特別扱いするっていう意味ではなく、より高い技術を求めている生徒の能力はどんどん上に向かって伸ばしてあげるべき。そこまでの能力が、教える人間にも求められるってことになるけど。
だから、教員は民間人を積極的に投入すべきと思う。担任が兼用とか、数学の先生が、とかそういうレベルではないことくらいは、わかるだろう。教科書をなぞればいいだけでは、絶対にない。
こんなに楽しいよって本気で思ってるヤツが、説明しないと意味がない。
さかけー